2009年 03月 05日

融合細胞の計数と単離の楽な方法

Hu L, Plafker K, Henthorn J, Ceresa BP.
A non-invasive technique for quantifying and isolating fused cells.
Cytotechnology. 2009 Feb 28.

 細胞融合は、正常な発生において肝臓や筋肉の発生や授精で起こり、また、oncogenic virusesによって引き起こされます。したがって、細胞融合は生物学的、病理学的に重要なイベントですが、融合のプロセスや融合した細胞の運命を辿る研究手段は限られていました。著者らは、融合した細胞の計測と、融合した細胞の単離の方法を開発しました。
 融合させたい細胞に、T7プロモーターT7バクテリオファージRNAポリメラーゼか、T7プロモーターで発現誘導できる黄色蛍光蛋白(YFP)を導入します。それら2種類の細胞が、融合して両方が細胞の中で同時に存在するとき、黄色蛍光蛋白(T7-YFP)が発現します。YFP発現細胞は蛍光顕微鏡で確認でき、フローサイトメトリーを用いて計数することも、選別することもできます。単離されたYFP陽性細胞は、融合細胞の運命・増殖・変形・染色体数を見るのに役立つことが考えられます。




 著者らは過去に、oncogeneであるHPV16E5が細胞融合を引き起こすことを証明する為に、すなわち異数化か融合かを示す為に、ビデオを撮らなければならなかったそうです。フローサイトメトリーで融合細胞のみを分けて得られるところがすごくいいと思いました。

人気ブログランキングに参加しています。
応援よろしくお願いします。
FC2 Blog Ranking

[PR]

by koretoki | 2009-03-05 13:59


<< 金コロに付けて活性up      non-invasiveに初代... >>