2009年 09月 02日
Jacqueline A. Jordan, Ashley M. Verhoff, Julie E. Morgan and David G. Fischer Assessing the in vitro toxicity of the lunar dust environment using respiratory cells exposed to Al2O3 or SiO2 fine dust particles In Vitro Cellular & Developmental Biology - Animal Published online: 18 August 2009 月の表面を覆う土壌は細胞よりも小さな粒子で成り立っており、なかにはミトコンドリアより小さいものもあるそうです。これまで、そういった微細な粒子を吸引することは、慢性的で重篤な呼吸器傷害を引き起こすと考えられてきました。実際に、宇宙飛行士からそういった苦情もあったそうです。 今回著者らは、月土壌の約半分を占めるSiO2と1割程度を占めるAlO2をin vitroで、マウス肺胞マクロファージとヒトⅡ型表皮細胞に添加し、細胞毒性を調べました。SiO2を高濃度(5mg/ml)で加えた場合のみ傷害がありましたが、総じて毒性は見られませんでした。著者らは、他の月土壌構成成分についての調査と、器官培養や3次元培養などでのさらなる調査が必要だと述べています。 細胞毒性がないことがガス交換の仕事を邪魔しないことにはならないってことでしょうか? 人気ブログランキングに参加しています。 応援よろしくお願いします。
by koretoki
| 2009-09-02 02:53
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