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2009年 06月 17日

インフルエンザワクチンを昆虫セルラインで作ると

インフルエンザワクチンってまだ鶏卵で作ってるのかと思ってたら、そんなことなかったんですね。

June 12, 2009 07:15 CET
Novartis successfully demonstrates capabilities of cell-based technology for production of A(H1N1) vaccine


なんの細胞使ってるのかは知りませんが、ヘンリエッタさんの細胞の絞り汁とかだったらちょっと体に入れたくないですね・・・
宗教の理由で輸血を拒否される方は、ヒト細胞由来のワクチンはどうするんでしょう?
昆虫由来だったら・・・

Manon M.J. Cox and Jason R. Hollister
FluBlok, a next generation influenza vaccine manufactured in insect cells
Biologicals Volume 37, Issue 3, June 2009, Pages 182-189

著者等は、ヨトウガ由来細胞系SF+を用いてインフルエンザワクチンを作成する方法について安全性や効果を検討しました。

FluBlokという3価の血液凝集素ワクチン(rHA)はバキュロウィルス発現系を用いて作るワクチンであり、現在鶏卵を用いて作られている3価の不活性型インフルエンザワクチン(TIV)に対してアドバンテージを持つ可能性があります。高い安全性や、迅速なワクチン生産が期待されています。

まず、レトロウィルスが入ってないか調べました。IdUとか熱ショックとかかけて、ウィルス粒子が出てこないか電顕で調べました。結果、出てこなかったので→レトロウィルスがSF+に入ってないのが分かりました。
また、PCRで既知の昆虫ウィルスが入ってないかも調べました。

それから、治験を行いました。


rHAはTIVの3倍の凝集素を含み、オボアルブミンをはじめとした卵の蛋白や保存剤を含みません。また、純度の高い抗原は副作用の少ない多量投与を容易にするとも著者等は述べています。




以前に化学メーカーさんから、ウィルスフリーのセルラインない?って問い合わせがあったんですが、ワクチン作りたかったのかな?
治験は18歳以上の3000人の方の協力を得て行ったそうです。
謝礼を3万ちょい払うといちおくえん・・・
18才以下の子どもの治験って誰が意思決定するんでしょう?

そういえば先のノバルティスのワクチン、MF59®っていう加速装置みたいのを積んでるようです。
痛くて怖い予防接種もこういうこと考えながら行けばワクワクして楽しく受けられそうですね

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by koretoki | 2009-06-17 06:47


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